オーロラ見るなら、秋のアラスカ! | アラスカの旅行記

支店
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オーロラ見るなら、秋のアラスカ!

エリア
アラスカ
/アラスカ
テーマ
自然
時期
2017/08/27~2017/09/05
投稿日
2017/9/10
更新日
2019/11/30
投稿者
佐々木絵里

こんにちは!ササキです。

いつもお客様のハネムーンのお手伝いをさせていただいているササキですが、今回は、やっと(?)自分のハネムーン旅行を実現してきました!
10年旅行会社に勤めたササキのハネムーン。行き先も本当に決まらず困りました。。
仕事やプライベートでモルディブやニューカレドニア、フィジー、アジアビーチ、カンクン、ニューヨークなどは行き尽くしてしまった・・・
そこで、旦那さんに南米やいろんな方面を提案して、一番食いつきが良かった、アラスカに決定
私はオーロラ、旦那さんはデナリ国立公園の紅葉狙いで、アラスカへ出発!

  • アラスカは意外と近い!

    • アンカレッジ。歩くと1時間くらいで全部見れるんじゃないかという規模。

    • 宿泊したヒルトンアンカレッジでは、ハネムーンということでシャンパンとフルーツが!

    • 熊のお土産も、正直惹かれない・・・

    • マッキンリー?が夕焼けでキレイに部屋から見れました!

    今回、航空便が安かったのもあり、バンクーバー経由でエアカナダ航空でアンカレッジまで飛びました。


    ここでまず気をつけないといけないのは、アラスカはアメリカだということです!

    当たり前だと思うかもしれませんが、そんなことは頭になかったササキ。出発直前にESTAが必要と教えてもらいました。
    ついでにカナダ経由のため、ETAも必要。
    どちらもWEBで取得できます。ETAは英語のサイトなので、注意です。旦那さんは日本語サイトで決済したら代行会社で実費の10倍近くの金額を取られてました。笑
    自分でとる方、日本語サイトは公式ではない可能性高いので、要注意です!

    みなさんも、アラスカに行く際は「ESTA」必ずとってくださいね!

    バンクーバーまでは約8時間半、そこからアンカレッジまでは3時間と、意外と近い!

    あっという間にアンカレッジに着いて、ホテルでチェックインしたらまずは市内を散策です!

    アンカレッジの市内は、本当に小さかった。車があったらもちょっと足を伸ばして、ミッドタウンなど郊外まで行くと楽しかったかも。お土産もほとんどサーモン(すごい高い。。)、熊の置物と、大したものがなかったです。笑



  • アンカレッジ発氷河クルーズ!

    • アシカの群れ。真ん中の親子(?)が可愛い!

    • ワシ。大きくてかっこよかったです。遠い。

    • フォックス島のビーチ。曇天です。。

    • スワードへ戻ってくると、サーモンをさばいてました!さすがアラスカ。

    なんとアラスカ2日目は大雨!

    私たちはこの日、「キーナイフィヨルドツアーズ」で、キーナイ半島をまわる氷河クルーズに申し込みをしてました。

    これが結構遠く、まずはアンカレッジから4時間かけて「スワード」という駅まで鉄道移動。
    その後クルーズに乗る予定が・・・まさかの雨降りすぎて不催行とのこと。
    別のショートクルーズに誘導され、天候のせいだししょうがない!と気持ちを切り替えて乗船。

    これは、フォックス島へ行ってブッフェランチを食べて、帰りに動物を見ながら帰ってくる4時間半くらいの短いクルーズ。

    行きは雨で全然何も見れませんでしたが、帰りは遠くに氷河も見れたし、アシカ、アザラシ、アメリカの国鳥のハクトウワシ、鷹など、たくさんの動物を見ることが出来ました。

    日本で双眼鏡まで購入して張り切ってた旦那さんは、船酔いでダウン。クルーズの時は、酔い止めが必須ですね!
    本来のクルーズだと、シャチ、ラッコ、クジラなど色々な動物も出る可能性があります。

    帰りの鉄道は雨で線路が崩れ、急遽バスに切り替え。この日は、ことごとくついてないササキでした!

  • アラスカ鉄道の醍醐味♪

    • カーブに入ると全体が撮れるシャッターチャンス!

    • ちょうど紅葉中のデナリが見えます。

    • 車両の間は屋外になっていて、写真が綺麗に撮れます。フォトスポットは混雑に。。

    • 食堂車には電子レンジもあり、ご飯も軽食も充実してます。

    3日目は、アラスカ鉄道に7時間乗って、アンカレッジからデナリ国立公園へ向かいます。

    アラスカ鉄道は、動物なども見ながら移動できるので、結構ゆっくり進みます。のんびり旅にはピッタリです!

    アラスカ鉄道は、普通車とゴールドスターという車両とあり、値段は二倍です。
    何が違うかというと、ゴールドスターは、展望車があり、屋外の展望デッキに出ることができます。また、飲み物が飲み放題(コーヒーなど。アルコールは有料)です。席も天井までガラスで景色が見える席になります。写真撮影にはゴールドスターがオススメです!

    私たち貧乏夫婦は、もちろん普通車。普通車でも席を移動して、天井がガラスの2階席にも移ることができ、車両の間には窓がない部分もあるので、移動は面倒ですが、全然楽しめました!

    鉄道では、アラスカの壮大なスケールの絶景がびゅんびゅん移り変わりながら楽しませてくれます。これは絶対乗ったほうがいい!

    ちなみに鉄道内はキャッシュレス。クレジットカードがないと何も食べれませんし、飲めませんので、注意です!

  • 小さくて可愛いデナリの町

    • グランデナリからの絶景

    • フロント前の熊さん。

    • お土産屋ばかりのデナリの町。

    • リスも出ました。可愛い!!

    デナリの町は国立公園のすぐそばにあります。そのため、大自然の中にあり、リスなどもよく見かけます。


    私たちが宿泊したのがグランデナリロッジ。ここは熊がお出迎えしてくれる、可愛いホテルです。高台にあり、見晴らしがとても良く、ダウンタウンにも15-20分おきに無料シャトルバスがあり、便利です。

    しかも、デナリ宿泊中に、オーロラレベルが5になるという噂!お土産屋さんもフロントスタッフもちょっと興奮気味・・
    まさかのもうオーロラ出現!?と高まる期待。

    っていうか、オーロラレベルって何??

    聞くところによると、オーロラにも階級があるらしい。

    レベル1-2は、ぼんやりとした感じ。動きもそこまでない。
    レベル3は、少し動きも出てくる
    レベル4 動きや色や形もはっきり見える
    レベル5 オーロラ爆発とも言われる。

    ことらしい。
    よく見るとフロントにもオーロラベルトの毎日の写真と、その日のオーロラレベルが書いてる。
    その日は4!おぉ!チャンス!
    でも明日はなんとレベル5!みんな興奮するわけだ・・

    なんでも、オーロラが出たらフロントスタッフが部屋に電話して起こしてくれる「オーロラコール」があるとのこと。
    早速リストに名前を入れてもらい、夜になり、朝になり・・・・・ 
    え??笑

    フロントに言うと、確かに電話したとのこと。まさかの部屋の電話故障で見逃してしまいました。。泣 即効直してもらう。

    次の日はちゃんと起きて粘りましたが、雲に隠れて出現せず。そんなうまくはいきませんね。オーロラは本命のフェアバンクスへ持越しです。奇跡のレベル5、体験できず・・・

  • 熊さんに出会いました♪ それも6頭も・・・

    • 紅葉の中の熊さんのおしり。いつも後ろ向き。

    • 6000m級のマッキンリー。かっこよすぎる。

    • 遠くにドールシープ。角が生えてて野生的。

    • 人間が入れるデナリ公園最果ての地、カンティシュナ到着!感動です。

    4日目はいよいよこの旅1つ目のメインイベント、「デナリ国立公園のカンティシュナツアー!」

    デナリの最果て、カンティシュナまで行くツアーです。なんと13時間のツアー。動物を見ながら、ワンダーレイクのその先を目指しま
    す。
    デナリの「ビッグ5」と呼ばれるのが
    熊、ドールシープ(野生の羊)、ムース、カリブー、デナリ山(旧マッキンリー) 
    果たしてどれくらい見れるのでしょうか・・

    まず、ツアーの出発地に行く為のシャトルバスの中から、ムースを道路脇で見かける。急過ぎる&近すぎて、カメラも構えられませんでした。笑 まだツアー始まってもいないのに、その辺にいた。。。

    がもし見れたら良いね!と話してたら、ツアー開始しょっぱなから、もう出た!笑 
    その後、3頭一緒に出たり、また見れたり・・・と合計6頭も出てきました。出てくるのはグリズリーベア。バスの中なので、安心してみることが出来ます。

    その後も、姿を見れる確率20%といわれるマッキンリーが綺麗に見え、ドールシープも遠くに見え、カリブーは出たけど目が悪くて見つけられず、でも一応全部出たことは出た!という大満足のツアーでした。

    とにかくデナリ国立公園の大きさに圧倒されながら、絶景を楽しみました。時間がある方は、是非カンティシュナツアーがオススメです!

    アラスカ旅日記動画

  • いよいよオーロラの聖地、フェアバンクスへ!

    • 乗馬のアクティビティ。トレイルには馬の通った痕がいっぱい・・・

    • 可愛くてかっこいいトナカイ!

    • 無音の世界を歩くのは、ワクワクします。

    • ビーバーポンドに景色が映って綺麗・・・

    デナリ国立公園を満喫した私たちが最終泊に選んだのは、もちろんオーロラ目的のフェアバンクス。

    その中でも私たちが宿泊したのは、「チェナホットスプリング」という温泉に入りながらオーロラが見えちゃう?贅沢リゾート。

    とはいえ、オーロラが現れるのは大体深夜12時を過ぎてから。
    アラスカは夜22時くらいまで明るく、なかなか暗くならないんです。

    そのため、日中は何をするかというと・・

    1 チェナ温泉に入ってのんびり。
    2 アイスミュージアムでアップルマティーニを氷のグラスで飲む。
    3 トレッキングやハイキングを楽しむ。
    4 乗馬
    5 リゾート内でのんびり過ごす

    くらいですね。ただ、トレッキングコース・ハイキングコースは充実しているので、個人的にはこれだけで3泊くらいは時間つぶせるかなと思いました。

    私たちは、1&3&5を楽しみました。
    ただ、片道1時間の中~上級者コースを選んだため、結構ハード。そして熊が出る恐れがあるので、音を鳴らしながら歩きなさいというアドバイスにビビりまくり、IPODをガンガン鳴らしながら歩きました。笑

    でも、たどり着いたゴールではまさに無音の世界。景色も開けていて、本当にすばらしい場所でした!感動。

    往復で2時間ちょっとの行程を、熊に会うこともなく無事帰還して、その後はビーバーポンドという片道20分くらいの池へビーバーを探しに。まぁ、いませんでしたけど。

    なんやかんやカリブーに草あげたり、犬ぞりの犬を眺めて過ごし、温泉にもバッチリ入って、仮眠をとって、夜はいよいよオーロラ鑑賞です!!

  • ついに、オーロラ出現!!!

    • だんだん山際が明るくなってきました・・・

    • すごい速さで空一面に!!大興奮です。

    • 人を入れて写すのは大変・・

    • 下のほうが赤くなってます。珍しいらしい。

    チェナ1泊目は万全の状態で挑みました。天気以外は。。

    チェナには24時間空いてる待機所があり、その先に真っ暗で屋内からもオーロラが観測できる小さな部屋があり、そこを出ると飛行場になってます。この飛行場が空が開けていて、絶好の観測所。

    オーロラも全然出る気配がなく、一旦待機所に引き返し、トランプしたり映画見たり。
    何度か「オーロラだ!!」の声に外に出ては、しょんぼりまた戻るを繰り返してたら朝の4時!
    まぁ全体的に曇りだったので、この日は退散しました。
    一瞬雲がゆらめいた?というのを見ましたが、全然納得がいかないササキ。

    こちとら人生最高額の大金をかけてきてるんだよ、こんな雲がゆらっとしただけで「オーロラです」って言われても、はいそうですかとは言えねぇ!!怒 ・・と寝てないせいか、自然のものと分かっていながら、ササキのイライラもピーク。

    そんなこんなでオーロラに対し若干疑問を抱きつつ迎えた最終夜。
    この日は抜群の快晴で期待も高まります。晴れればほぼ100%見れそう。

    そして迎えた深夜12時。満点の星空の中、流れ星を数えていると、北の山際が少しずつ明るくなってき始め、右からも左からもゆらゆら雲が伸びていったと思ったら、突然バババババっと光がカーテン状に急速に伸びていったり、たなびいたり、、、オーロラは突然現れました。
    そして光のショーを数分繰り返したら、一旦また落ち着いて・・
    またすごい勢いで動きまくり、それを1時間に1回くらいの割合で合計3.4回爆発してました。お客さんも大歓喜!!
    みんな興奮して叫びながら鑑賞しました。ササキはもう感激して号泣。
    この時期は肉眼は意外と白っぽいオーロラでしたが、動くときに薄緑になったり、下が赤くなったり、最終的に空一面オーロラまみれになって、終わりました。

    まさか、最終日にここまで激しいオーロラが見れるなんて・・・この日はこれでレベル3。レベル5を求めていつかリベンジしたいですね。

  • 最後にこの時期にアラスカに行く人へ・・・

    • デナリ公園は寒かった。。ガチのダウン。

    • クルーズ中はカッパ着用。雨でも無理やり笑顔です。

    • ハイキング中は暑いので、ガチダウンは背負います。

    • 最後に一瞬立寄ったバンクーバー。もっといたかった!

    本当に今回のハネムーンは最高の旅行となりました!!

    秋のアラスカに行きたい!という方、持ち物や服装のアドバイスを最後に少し。

    ササキが今回出発するにあたって一番困ったのが、服装です。アラスカ=極寒のイメージだけど天気予報では日中18度くらいって書いてる。

    この時期のフェアバンクスの夜の気温は2度。日中は歩いてるとパーカー1枚でも大丈夫ですが、夜の鑑賞は外にずっといる場合もあるので、着込めるだけ着込んでください。

    困ったササキが持っていったのは、
    ヒートテック+ロンT+パーカー+ウルトラライトダウン+セーター+ガチのダウン。
    下は、タイツ+防寒のできるズボン+靴下2枚を全部はきました。

    結果、着込める服を何枚も持っていくのが正解でした。
    オーロラ鑑賞の寒さが心配な方は、貼るカイロと足先カイロ(これはマスト!つま先がとても寒い)手袋、帽子も必須です。
    脱いだり着たりを繰り返しながら調節するのがいいと思います。

    また、事前に購入して正解だったのは双眼鏡と三脚とカッパ

    デナリではめちゃくちゃ遠くの熊を見たりするので、双眼鏡があると非常に便利です。
    オーロラ撮影に必須アイテムなのが、三脚。ミラーレスの一眼で撮影しましたが、「F値2.8(もしくは3.5)、ISO800 シャッタースピードを15-20秒」で調節しながら撮影してました(旦那が)
    氷河クルーズも雨でしたが、クルーズ上は傘よりカッパの方が重宝しました♪

    みなさんも、アラスカに行くときには準備をしっかりして行ってくださいね!!