《馬と旅する地の果て》 | モンゴルの旅行記

支店
渋谷
福岡

《馬と旅する地の果て》

エリア
モンゴル
/モンゴル
テーマ
自然
時期
2017/05/15~2017/05/21
投稿日
2017/5/22
更新日
2020/3/16
投稿者
宮下綾乃

どうですか!?これこそ「絶景」だと思いませんか!

スマホで撮影しただけの加工一切無しの写真なんです。

ここはモンゴルの最西部、ウルギー県のアルタイ山脈の麓です。

ここまで行くのに日数や体力が必要ではないか心配ですか??

ご安心ください!

短期間かつ登山無しで、

この景色を全身で浴びる事が出来る旅を見つけたんです!!

《馬と旅する地の果て》をご紹介します。

  • 【出発!】

    成田空港から直行便のミアットモンゴル航空を利用して

    5時間半でウランバートルに到着します。
    夜に着くので、まずはウランバートルで1泊。
    翌日、ウランバートルからプロペラ機の国内線にて3時間半のフライトでウルギー県に到着です。

    ウランバートルとは言語も異なるカザフ民族の街です。(標高およそ1700m)

    ★国内線の預け荷物は合計で15キロまでです。
    自然の中ではシャワー無し生活なのでお洒落着などは不要なものは、ウランバートルのホテルに預けておく事ができます!

    ウルギー空港からは、この怪力なロシア製のワゴンで移動です。

    軍用車としても使用される自然の道を走行するには最適な車なんです。

    ウルギー市内は少し栄えていてスーパーもあるのでスナックや好きな飲み物など調達できます。
    ここから30分もしないうちに、電波としばらくお別れです♪

  • 【ウルギー市内から遊牧民のお宅へ】

    ここからは道?
    前に通った車の跡?
    そんな山々に囲まれたルートを車で5~6時間進みます。
    山を越え、川を車で渡るので
    正直、とても揺れます。
    ディズニーシーのアトラクション・インディージョーンズの序盤のあたり。

    というとイメージをお伝え出来ますでしょうか。。

    最初の1時間はソワソワしておりましたが、
    次第に体は揺れに慣れて、
    ときおり現れる家畜の群れにシャッターをきったり
    ぼーっとする余裕も出て来ます!

    赤土の山の隙間から、雪をまとった黒肌の山が見えてくると
    本日のお宿である遊牧民のお宅に到着です。

  • 【遊牧民のお宅にホームステイ】

    • ステイ先の遊牧民のご家族

    • 絶景青空トイレ!

    • 手作りの乳製品

    • 干し肉の料理はみんなでシェア!

    車で来られるのはこのお宅まで。(標高およそ2400m)
    こちらで1泊して休憩をします。
    この最高のロケーション、いかがですか!
    羨ましいお家です。
    おすすめはトイレ!笑

    ここは春の家で、夏の家はゲル様式で山の上まで移動されるそうです。
    遊牧民は、全財産である家畜が
    より良い環境で暮らせるように
    年に4回は家を移動する暮らし方をします。

    また、私たちに限らず
    知らない人や突然やってきた旅行者にも
    ミルクのお茶やチーズ、寝床を提供するのが当たり前。
    「困ってる人は助けるでしょ?それが遊牧民の常識なんだ」
    と話してくれました。
    自然と動物と共に暮らす人々は、
    寛大な心と優しさを当たり前のものとして持ち合わせていると感じました。

    貴重な干し肉や手作りの乳製品、ご馳走様でした!

    ありがとうございます。

  • 【いざ、「絶景」へ。】

    • ここから先は国立公園です。

    • 馬主を先頭にして出発!

    ここからは国立公園に指定されており、

    車は入る事が出来ません。
    この先にモンゴル最高峰のフィトゥン山があるので、

    しばしば訪れる玄人の登山隊はここからトレッキングを開始します。

    やっぱり体を鍛えていないと行けないのか。。
    なんて諦めたくなるところですが、大丈夫!!

    馬に乗って最果ての地の「絶景」を目指します!!

    テントや食料、防寒着などの荷物は馬が運んでくれて、
    私も馬の背に乗り進んで行きます。

    ★馬主である遊牧民が先導してくれるので、
    乗馬の経験が無い方でも安心です。
    遊牧民にとって馬は家族で、強い絆があります。
    また、馬はとても賢く優しいので乗っている人の気持ちを敏感に感じ取ります。
    「よろしくね。頑張ってね」と心で思いながら乗ると、
    心が通じてる!と実感出来るはずです!

  • 【「絶景」までの道のりも、絶景】

    • モンゴンさん

    今回お供してくれた馬主はホームステイ先の長男・モンゴンさんです。
    馬と同じ優しい雰囲気を醸し出している方で、寡黙でシャイながらも
    心遣いが行き届いた素敵な青年。
    モンゴンさんが何気なく古い民謡を鼻歌で口ずさむのですが、
    それがベストマッチのBGM!
    こっそり耳を傾けながら馬に揺られて行きます。

    湿原や、碧く透明な川、草原と雪山の重なった風景など、
    幻想的で夢のような景色が広がります。

  •  


    片道5~6時間の馬との旅路。
    大きく息を吸って清らかな空気を味わいながら行くとあっという間に目的地が近づいてきました。

  • 【「絶景」を臨む自然宿】

    • タバンボグド連山とポターニン氷河

    • 贅沢な宿が完成!


    標高およそ3100mまで上がってくると、
    ついに目的地の「絶景」に到着!

    ここはアルタイ山脈の一部、タバンボグド連山の麓となる場所で、
    目の前には、モンゴル最高峰のフィティン山(4,374m)が迫り
    山々を囲むように広がるのはポターニン氷河です。
    山脈の北側はロシア、南側は中国。
    まさにここは最果ての地なんです!

    そして、ここにテントを張り、最高に優雅で贅沢なお宿が完成!

    鉄道や車ではなく、馬の力を借りてここまでやって来るなんて、
    とても素敵じゃないですか!?
    旅の浪漫を心底感じてしまいます。

  • 【時間とともに変化する「絶景」】

    • 燃えるような夕暮れ

    • 22時でもこの明るさ

    夕暮れどきは金色に、夜は目の前に星が輝く空が、自然宿での滞在を楽しませてくれます。
    日が長いので、22時でも明るさが残っています。

  •  

    • モンゴル最高峰のフィティン山(4,374m)

    • 記念に写真を撮っていただきました♪

    白く輝く、最高峰のフィティン山は何度も眺めてしまう美しさ。
    ここに来て唯一出会った人が、なんと日本人の方でした!
    第一線で活躍されているプロの冒険登山クルーの皆さんとの遭遇に大興奮!
    私たちが眺めている山々に山岳スキーでアタックされているそうです。
    「登山しないでこの景色みれるなんて最高の旅行プランだね!」
    と、数々の景色を見て来られた方からお墨付きコメント頂きました!

  • 【過ごし方】

    • 美味の手料理

    食事は全てウランバートルから一緒の日本語ガイドさんや、ウルギーから合流のドライバーさんが用意してくれます。
    至れり尽くせりの最高の宿。

    ゆったり派の方は、絶景を眺めながらぼーっとしたり、

    読書をしたりするのはいかがでしょうか。
    自ずと時間や日常を忘れてしまう、
    本物の自由を感じられる場所です。
    氷河の下を流れる川のせせらぎを遠くに聴きながら過ごすのがおすすめ!

  •  

    • 4000m級の山と同じ目線

    アクティブ派の方には、氷河散策がおすすめです!
    最大深度225mのポターニン氷河は、まるで雲の上を歩いているような気持ちになる純白の場所。
    ★滑りにくいトレッキングシューズだと安心です。

    5つから成るタバンボグド連山の中では1番低い家畜という意味のマッチュン山(4,015m)の麓も近くにあります!


  •  

    キャンプで皆との料理や、ティータイムも楽しい過ごし方。
    軍隊で定年の45歳まで働いていたドライバーのワットハンさんは、力強くて料理も上手!
    お陰で長距離の旅も安心して送る事が出来ました。

  •  

    電気もシャワーもありませんが、
    間違いなくこれまでの人生で1番の宿でした!!
    想像と期待を遥かに越えてくれた、
    素敵な最果ての地での滞在を名残惜しみながら
    再び馬に乗って5時間ほど下っていきます。

    馬と歩む旅路も名残惜しく、
    絶対にまた訪れようと心に想いながら
    再びモンゴンさんの鼻歌を楽しんでいると
    出発した遊牧民のお宅に到着です。

    馬のハルムフ、モンゴンさん、
    最高の景色とかけがえのない時間をありがとうございました!!

  • 【イヌワシを誇りとするカザフ族】

    • カザフ族の民族衣装とイヌワシ

    同じ道で市内へ戻るのですが、
    ウルギー県で有名な、イヌワシ狩猟の民族のお宅に立ち寄ってみます!
    イヌワシ狩猟の大会で優勝された事もある地元で有名なお宅です。
    カザフ族の衣装でイヌワシと撮影をさせて下さるんです!
    20kg以上あるので、腕はパンパンになりますが旅の思い出となる写真が撮れますよ!

  • 【旅のスケジュール】

    下山後ウルギー市内で1泊し、再び国内線でウランバートルへ戻ります。

    ウルギー市内のホテルで浴びたシャワーは初日のウランバートルぶりです。笑
    乾燥した地で汗もあまりかかないので予想よりずっと肌はサラサラでした♪

    ★最短日数/テント1泊の場合、5泊6日間
    ウランバートル1泊→ホームステイ1泊→アルタイ山脈展望テント1泊→ウルギー1泊→ウランバートル1泊→帰国

    ★お勧め日数はテントに2泊滞在する6泊7日です。
    絶景の中で、時を忘れ自然に身をゆだね、のんびりゆっくりと過ごすのはいかがでしょうか!

    もちろん、もっとお休みがとれる方はウランバートルや他のエリアとの周遊も可能です!



  • 【必要なもの】

    《防寒具》
    テントでは寝袋でお休み頂きますので
    ・毛糸の靴下、タイツ、帽子、マフラー、ニット
    ・ダウンジャケット
    ・カイロ
    ・暖かい肌着
    これらを重ね着されると安心です。

    《体温調節ができる服装》
    晴れると太陽が近く紫外線を強く感じます。
    ・脱ぎ着出来る服装
    ★肌着+シャツ+ライトダウン+ジャケットと重ねると便利です。
    私は早めのシーズンに訪れたのでダウンコートも持参しました。

    ★馬で運ぶので大きめのリュックにまとめて入れておきます!

    《馬を大切にする気持ち》
    馬は優しく賢いけれど、慣れない音や動きにデリケートです。馬に乗りながら写真を撮る時は馬主にひと声かけて頂くと馬を安心させてくれるので、落ち着いて写真撮影もできます!


    《自然を楽しむ気持ち》
    気候の変化が多い山岳エリアですので、
    朝晩の冷え込みや、急な寒暖差、強い陽射しもあります。そんな自然の厳しさも貴重な体験として楽しみのひとつとして下さい!

  • 【馬と旅する地の果て】

    いかがでしたでしょうか。
    この最高の体験を是非たくさんの方にしてもらいたい!

    そう強く感じる旅でした。

    私が訪れたのは5月中旬で標高の高い所は荒涼とした景色ですが、
    6月から9月上旬まで順々に夏の花が咲き、草原は青くなります。
    5月中旬から10月上旬まではテント泊が出来るので
    またいつかこの地を訪れて様々に変化する景色を見てみたいと思います。


    ★エスティーワールドでご案内する旅は、
    日本語スキルとサービス共に高評価のガイドが

    ウランバートルからご同行します!

    ★旅を最大限楽しんで頂くために

    ライベートツアーでご用意します。
    この旅は、周りを気にせず、自由に過ごすのがポイント!


    1人や友人との旅はもちろん、
    冒険好きなカップルならハネムーンの旅先にされてもずっと記念に残る旅になると思います!

    《馬と旅する地の果て》は、
    エスティーワールド限定の旅行プランです!

    非お気軽にお問い合わせ下さい!