本当はスペインに行きたかった。。 スペイン自体は過去に既に渡航済みなので、観光地や美術見学なんてのは、正直どうでもよく、 目的としては、夏休みなので、少しダラダラと過ごしたかったこと。 スペインとかイタリアは、人も街も陽気だし、ダラダラと出来そうなので。。 そしておいしい食事にありつけるし。 しか~し!夏休みといいながら、休みが取れたのは12月。 寒いじゃん。。。 行っても、部屋に引きこもっちゃうよ~。 過去にどれだけ、部屋でひきこもってNHKやネットサーフィンをしていたことか。。。 寒いところは、いかん、いかん、、、 ということで、暖かいスペイン領を探して見つけたのが、キューバ!! 前から行ってみたかったし、丁度いいじゃん! ということで、スペインらしいことを期待して、いざ!!キューバへ!! 写真:世界遺産トリニダーの街並み
さて、準備の日々。
<飛行機>
キューバの首都ハバナへは、東京からだと、エアカナダのトロント経由で、同日乗り継ぎが可能。
今回は、キューバで6泊+せっかくだから、帰りにトロントでも1泊のトータル7泊9日間の行程に。
**エアカナダ**
http://www.aircanada.jp/
<ツーリストカード>
キューバ入国の際にはツーリストカードという 査証(ビザ)のような、入国カードのようなものが事前に必要だ。
カナダ国籍だと、カナダ→キューバ間のフライトの機内で配られるようだが、そのカードは日本人は使えないらしい、、
ということで、友人が事前に大使館へ申請に行ってくれた。
<外貨>
キューバの通貨は、外国人は外国人専用のCUC(クック)。キューバでしか両替ができない。また、CUCへの両替は、ユーロやカナダ$からが便利。US$からだと、10%の手数料が取られるらしい。ということで、ユーロを持参することに。
ユーロへの両替は、FX会社のコンバージョンを利用。実勢レートの50銭アップぐらいで両替ができるサービスがあって、受け取りの手数料もろもろを入れても、1ユーロ105円ほどで、受け取り可能だった。
ちなみに、当日の空港でのレートは、制限区域外の銀行で109円~110円、制限区域内(出国審査後)で、108円だったから、この105円というレートは相当お得!これからも、利用しようと心に誓う。
**マネーパートナーズ**
http://www.moneypartners.co.jp/
<ホテル>
ホテルは予約サイトから、BAR(BEST AVAILABLE RATE)を探して直接予約。
旅行会社勤務者用の割引料金のあるホテルもあって、かなりお得に手配ができた。
キューバのホテルは、税金が一切かからず、最終的にTAXってこんなに取られるの!?!というガッカリがない。
だから税金分も合わせて考えると他の国と比べてホテル代は総じて安い!
といっても、アジアと比べるとやっぱり高い。 アジアよりも高く、アメリカやカナダよりも安い、といった感じだったかな。
<キューバ国内移動>
キューバ国内の移動は、飛行機の国内線と長距離バスがメイン。今回は飛行機に乗るほどの距離ではなく、長距離バスでの移動。
エアコン完備のバスの手配は宿泊ホテルにお願いするのが一般的のようだった。
ただ、ごく一部の主要路線を除くと1日に1~2本しか走っておらず、ヨーロピアンが主に利用しているので、現地ついてからで席は取れるのか?といささか不安。
(実際、トリニダーからハバナへはほぼ満席だったので、現地では席の確保ができなかったかも。。)
色々とバス会社のサイトを見ていたら、どうやら日本でもネット経由で予約が入りそうだ。
ということで、会員登録をして、クレジットカード清算で、事前に予約をいれた。
取消料の案内がウダウダとあったが、
現地に行ってから、日程を変更したいなぁ~なんてことがあったら、
払い戻しされなくてもいいや、と太っ腹。
所要6時間ぐらいの距離で2,500円ぐらいだったはず。
**VIAZUL**
http://www.viazul.com/
まぁ、手配はざっとこのくらいかな。
あとは、現地でどうにでもなるかなぁ~と割といい加減。
AC002便 成田17:00出発→トロント15:00着
AC970便 トロント16:00発→ハバナ19:35着
エアカナダでいざ!出発!
エアカナダ、初搭乗。
機材はボーイング777。エコノミー座席は3席-3席-3席。シートピッチ(シートの幅)は、まぁ標準サイズ。
エンターテイメントシステムは、タッチパネル式のオンデマンドTV。日本語の映画は4つだったか。ゲームやフライトマップなどはシステムはあるが作動せず。導入間近で設定が追いついていないのか、故障なのか、ちょっと残念。
座席にはマルチタイプの電源供給とUSBの入力端子も完備。とかく電力をくいまくるスマホの充電のためにはこれは便利であった。
食事はホットミールが2回。更に、間食としてカップヌードル&サンドイッチ。
機内では気圧が低いので、水は80-90度で沸騰する。この温度でうまく調理ができるようになっていないと、カップヌードルなどは半煮えでうまくない。
エアカナダで出てきたカップヌードルも、水分を吸いまくってグダグダの麺だったので、たぶん普通の「地上仕様」のものだったのだろう。
個人的には、JALが開発した「うどんDEすかい」を越えるラーメン類を機内で食べたことはない。あれは、沸点が低いお湯でも美味しくできるように開発がされていて、本当にうまい。JALはさすがだ。
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トロントには30分ほど予定よりも早く到着。オンタイムでの到着だと、1時間しか乗り換え時間がないのでちょうどよかった。
逆に、30分でも遅れていたら、乗換えは微妙だったかも。。
でも、30分ぐらいの遅延はざらにあるよなぁ~、
と後で考えたら結構リスキーだった。
実際、成田への帰国時は荷物搬入の不手際で、で成田到着は1時間半も遅延した。
結果オーライだった。
危ない、危ない。
さて、トロントにて乗り継ぎ手続きを無事行った後は、少しのんびりし過ぎてしまった。
搭乗呼び出しされる始末。
「ん?名前呼ばれてんぞっ!」あわてて、搭乗。
M( _ _ )M
トロント→ハバナ間は爆睡し、そんなこんなで、ハバナ到着。
暗~い、社会主義国特有の入国審査と荷物ピックアップ、税関を難なく突破。
(当たり前か。。。)
空港で両替をして、タクシーでホテルへ。
ホテルまで40分ほどで25CUC。料金はだいたい乗車前に運転手と交渉。
とはいいながら、ほぼ運転手の「いいね!」、、、
じゃなくて、「言い値」を快諾。
安いのか、高いのか、相場も知らないし、さっさとホテルで眠りたいし。
タクシーはその後もすべて「言い値」を快諾。
時間&距離と料金との辻褄がなんとなくあっている。
ふっかけられた!ということがなかった。
それだけでも、キューバ最高。
だって、交渉すんの面倒だから。。。
その点では、いくら安いとは言っても、アジアは面倒くせぇ~町だと思う。
写真:モロ要塞からのハバナ市街の眺め
写真左:ハバナ市内のくだもの屋。カラフルな外壁が目立つ。
写真中:可愛らしいフォルムのハバナの3輪タクシー。
写真右:オビスポ通りの移動ドーナツ屋さん。
前日はゆっくり休んで、朝食もばっちり取って朝9時からハバナの市内観光へ出発。
ハバナの街は、つい先日行ってきたミャンマーのヤンゴンとかぶるところがある。
バロック様式やゴシック様式といったヨーロッパの統治時代の壮大な建物が残る一方で、夜でも街灯があまり灯らず、全体的に暗い。
又、一般の建物自体も屋根や壁が黒ずんでおり、言ってみれば汚い。
品物が溢れている、とは言いがたく、お店も商品がまばらだ。
それでも、旧市街のメインロード「オビスポ通り」界隈だけは、いたるところで壁面や道路の改修工事をしているし、外国人観光客を喜ばせよう、というキューバの頑張りが感じられる。建物の壁や道路が明るいだけで、町全体の雰囲気もずいぶんと変わるものだ。
というか、そもそも、キューバの人たちは明るいし親切なので、
街が汚くても、暗くても、待ち歩きは楽しいのだが、この「オビスポ通り」界隈の散策は、特に楽しかったな。
ほんとに、ヨーロッパの町を歩いている感じ。
写真:スペインの小路に似ているオビスポ通り。
写真左:ハバナ旧市街のサンフランシスコ広場。
写真中:旧国会議事堂と現役の馬車。キューバでは馬車、馬は現役の交通手段。
写真右:キューバと言えば葉巻。葉巻専門店に入ってみた。すごい数の葉巻。。
ハバナ観光を楽しんだ後は、ビーチリゾート地のバラデロへ。約3時間のバスの旅。
ハバナ郊外のバスターミナル迄はタクシーで移動し(20CUC)、そこから、長距離バスでバラデロへ。
利用したのは「Viazul Bus」。
日本のインターネットで予約した確認書をバスのオフィスで、乗車券に変えてもらい、乗車する。
17時の出発だったので、外の景色を楽しむ暇もなく、あたりはすぐに真っ暗に。
ひたすら、睡眠。
バラデロのバスターミナルへ到着後、再度「言い値」のタクシーでホテルへ。(10CUC)
写真:キューバのバスターミナル。
バラデロのリゾートホテルはほとんどが「オールインクルシッブ」制。
食事、アクティビティのすべてが客室代金に含まれてる=無料で楽しむことが出来る。
2日間、何をするでもなく、海とプールでぼぉ~と過ごし、
プールバーでビールを飲んだり、
カフェでビールを飲んだり、
食事をしながらビールを飲んだり、
飲んでばっか。。
でも、のんびり、まったり。
でも、飲むぐらいしかしてないで、
もと取れてんだろうか。。
まっ、ホテルにとっては「良客」だっただろう。。
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バラデロの海、波が高い。
だから、たっのしぃ~~!!
波にさらわれたり、のまれたり、
でも、遠浅なので、溺れることもなく、 割と安全。
波は誰にとっても、楽しいものであって欲しい。。。
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今回、滞在したのは、メリア・バラデロ。
ダブルベッドオンリーは不可。カップルズオンリーは不可。アダルトオンリーは不可。
そんなこんなで、どちらかと言うと、消去法でたどり着いた感じ。
アダルトオンリーってのだけはクリアーはするのだけど、
(誰?精神年齢が子供だから、それもクリアできないって言ってる奴。。)
リゾートホテルってのは、小さな子供がたくさん遊んでいる方が絶対にいい!
子供の笑い声やはしゃぐ声ってのは、聞いているだけで幸せな気分になるし、
親子が仲良くしている光景も見ていてほのぼのすんじゃん。
自分が楽しい気分になるためには、子供は絶対に必要不可欠!!
しかも、 黒人や白人の子供って、ほんと可愛い。。
で、子供のいるリゾートを選択。
まぁ、通勤時の満員電車や飛行機で泣き出されると、
子供は勘弁してください!!って内心イライラすることも多いのだけれども。。。
さて、このホテル、夕食は全部で5つあるレストランから選べるのだが、
ブッフェのレストランとスナック程度の食事となるカフェ以外はすべて事前予約が必要だった。
で、この予約は先まで出来てしまうので、
10泊もするヨーロピアンがチェックイン時に先までの予約を一気にしてしまうものだから、到着時には、3日先まで既に満席となっており、僕らは毎日ブッフェのレストランの利用となった。
このシステムなんとかならんのか。。。。。
**メリア バラデロ**
http://www.solmelia.com/hotels/cuba/varadero/melia-varadero/home.htm
写真:バラデロビーチを眺めながら、物思いにふけってみる。(フリ)
写真左:バラデロビーチ。波が高く、水の透明度はイマイチ。砂は白いが、かなりの部分が波にえぐられていた。
写真中:ホテル前の岸もかなりえぐられている。
写真右:メリア・バラデロのスイミングプール。ホテル内には、卓球、アーチェリー、ボードゲーム等々海以外のアクティビティも豊富。
バラデロで程よく日焼けして、虫に刺されて、次なる目的地は世界遺産「トリニダー」。
実は、今回の旅行で一番楽しみにしていた街。
例のごとく、朝、ホテルよりバスターミナルへタクシーで向かい(8CUC)、 そこから長距離バスで約6時間。
のはずだった。
長距離バスに乗って、1時間ほどした時、それは起こった。。
1本道のな~んにもないところで、バスは減速して止まった。
最初は、時間調整か、トイレ休憩かと思った。
しかし、10分待っても、20分待っても動き出す気配がない。
気がつくと、車内に残っているのは自分一人だけで、他の乗客は全員外に出ていて、何やら、やっている。
あれ?
故障?修理してる?
まじ?
こんなところで?
そうこうしているうちに、乗客は全員車内に戻り、運転手・予備の運転手も乗車してきて、エンジン再開。
ふぅ~、、直ったのか。
よかった、よかった。
で、時速30キロぐらいで走り始めたバスは、
その後、ロスした時間を取り戻すべく、徐々に速度を上げて、、、
上げて、
上げて、
上げて?
上がらずに、、、
30キロのままで、、
最寄のドライブインへ到着。
写真:最初の故障中のバス。
結局、バスは直らず、
なんとかかんとか、最寄のドライブインに乗客を運んで、THE END。
いつ来るのか分からない、代替のバスをそのドライブインで待つことになった。
このドライブイン、
小さなバーカウンターにてお酒と軽食をサーブするだけの、本当に小さなもので、
時間を潰す術がない。
他の乗客達との歓談と言っても、ほぼ、ヨーロピアンでスペイン語。
(そもそも、人見知りの自分は、日本語だったとしても、歓談なんてまずしないのだが。。。)
同行者から借りた本を呼んで、時間を潰すこと2時間ほどだろうか。
代替バスが到着する頃には、本はすっかり読み終わっていた。
さて、そうこうして、
やっと代替のバスがやってきて、再出発!
運転手・予備の運転手もそこで入れ替え。
前の運転手達はどうするのだろうか。ここで修理をして戻るって言っても、
直るかどうかわからないだろうに。。
本当に大変だ。
故障したバスの運転手は、上着を脱いで下着1枚の姿を真っ黒にしながら、
修理をしてくれていたのをずっと見ていた。
そのおかげで、このドライブインまではたどり着けたワケだ。
ありがとうございました。お元気で。
さて、
再出発した時には、既にトリニダーの到着時刻を過ぎていたので、
遅れを取り戻すも何もない。
再度、バスが故障しないことを願うばかりで、トリニダーへの道をひた走る。
キューバは日が沈むのが早い。
そうこうして、夜6時を過ぎる頃になると、既に周囲は真っ暗となっていた。
そろそろ着かないかなぁ~と、思い始めていた頃、
今日2度目の事件。
ドォススーーーーン!!!
バックミラーが無くなってるよぉーーーーーーー。
写真:ドライブインで次のバスを待つ間はビールと本で暇つぶし。
時速80キロほどのスピードで対向車と接触したバスは
周囲が真っ暗で、何があるかも分からない場所に急停車。
対向車は農耕用のトラックのようなものだったみたいだが、
(わざわざ見に行ってないのでわからず。。。)
自分が乗っていたバスは、バックミラーとバンパーが大破。
車内には、
EVERYBODY OK!?!
なんて、英語が飛び交ってはいたが、特に大きな問題はなかったようだ。
一方、
外では、
対向車に乗っていたにしては多すぎる野次馬達が既に集まって、
なんだ、かんだと、威勢良く怒鳴っていた。
そんなワケで、
日本のように、すぐに警察が来ることもなく、
示談で終わらせるにはあまりに大きな破壊が伴っており、、
どうやって解決に向かうのかわからないまま、
「乗客を目的地へ運ぶ」というバスの目的は完全にどこかに葬りさられたまま、
そこで、ずっと待たされることになる。
見上げれば、
天の川まで見れるほどの満点の星空。
この時見た星空は実に美しかった。
写真:故障したバスと新たに到着し、その後バックミラーとバンパーを大破させることになるバス。
その地点は、トリニダーまで15キロほどの地点だったらしい。
結局、
タクシーを呼び、
バスに乗っていた乗客で混乗して、トリニダーへ行くという方法が採択。
通りかかったタクシーを止める。
そこに、最初の6名が乗り込み、トリニダーへと消えていった。
そして、残りの乗客6名が次のタクシーを待つことになる。
まぁ、のんびりと星なんかを眺めていたし、
乗客の歓談に加わっていないので、自分が後組になるのは全然問題ないのだが、
人が増えてる!?!
えっ?
乗客は10名だったはずだから、残りはあと4名のはず。。
あと6名!?
どうやら、増えたのは、最初のタクシーに、それまで乗っていたキューバ人の若夫婦2名と判明。
実際は、赤ちゃんを連れていたので3名。。。
この夫婦は小さな子供がいるのに、
タクシーの中で事故の成り行きを聞いて、乗ってきたタクシーを降りてまで、
観光客にタクシーを譲ってくれたのだ。
人の器が大きすぎやしないのか?!
しばらくして、自分が乗るタクシーもやってきて、
このキューバの夫婦と共に、無事、トリニダーへ。
タクシーの車内では、子供が泣き出してしまった。
男の子だったのかな?女の子だったのかな?
ごめんね。
タクシーは30分後にホテルへ到着し、長い、長い、長距離移動が終わった。
アクシデントがたくさんあったが、
真っ黒になって修理をしてくれた運転手、
同乗者を気遣っていたフランス?の女の子、
そして、小さな子供と一緒ながらタクシーを降りて譲ってくれたキューバの夫婦、
最後はあったか~い気持ちだけが残った感じ。
今の自分には必要な時間だな。
写真:トリニダーで滞在した優雅なヨーロピアン調のイベロスター・グランドホテル。
前日は、トリニダーへの到着が5時間以上遅れたために、
ホテルで夕食を取ってすぐに就寝。
そのため、トリニダーの散策は6日目にすることとなった。
ホテルからは徒歩で歩ける距離に街の中心地があるので、散策はすべて徒歩。
街の中心には、旅行のパンフレットやガイドブックで目にするカラフルな家々の風景が広がっている。
彫刻が施されていたり、フレスコ画があるワケではないので、とてもシンプルなのだが、ハバナの暗い街並みとはうってかわって、青やピンク、黄色と、明るく塗られた外壁が目にまぶしい。
抜けるような青空とのコントラストも抜群。
特にこれ!といった教会、美術館、博物館はないので、
いるだけで楽しい街、としか表現のしようがない。
ただ、実際に訪れてみて、来る前の期待通り、
今回のキューバで訪れた街の中で、一番お気に入りとなった。
少し遠過ぎるので、何度も来ることは出来ないし、
あるいは、もう来ないかもしれない。
それでも、又来たい!とは思う。
そんな街だった。
写真:キューバのコインにも採用されているというトリニダーの風景。
写真左:トリニダーのフルーツ屋。
写真中:青空に映える革命博物館の尖塔。
写真右:露店の民芸品市場。みやげものとしては、刺繍、陶器の置物、アクセサリーなど。
町を散策し、おみやげ物もいくつかゲットした後、
キューバの旅の最終地点、再度ハバナへ戻ることとなる。
昨日のような事故が起きないことを願いつつ、長距離バスの旅、5時間。
途中、シエンフエゴス、サンタクララといった魅力的な町を通るが、
今回は残念ながら時間がなく素通りすることに。
そして、さすがに、今度は何もおきずに、定刻の時間にハバナに到着。
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この旅行中、あまり美味しい物を食べていない。
昼食や朝食どころか、夕食ですらカットした日さえあった。
旨いスペイン料理を期待していたのに、、、、
記憶にあるのは初日のハバナで食べたパエリアぐらいだろうか。
最後ぐらい、旨いものが食べたい!!
炒飯とラーメンだな、、うん。
ということで、
バスターミナルからのタクシーはホテルへは行かずに、直接中華街へ。
何故にキューバまで行って中華なのか。
それは、食べたいからである。
しっかし、その中華ですら、はっきり言って、食べれたものではなかった。
あの料理はなんだったんだろうか。
中華街にあるのに、メニューはスペイン語のみ。
エビチリも酢豚も餃子もなし。
あぁ~、最低な食事だった。
しょうがない。カナダで、寿司かラーメンを食べよう、
と心に決める。
既に、スペイン料理だとか、キューバ料理だとか、カナダ料理だとか、
そんなことは一切頭になかった。
まぁ、最終的に、カナダでもそれは叶わず、
アメリカ南部の郷土料理のジャンバラヤを食べていたとさ。
写真左:ハバナの中華街。とは言っても、レストランが4-5件あるのみ。しかも中華料理という訳でもないようだ。
写真中:キューバではクラシックカーが現役。ちなみに、馬車や馬も現役。田舎へ行くと小さな子供も一人で馬に乗って移動している。
写真右:露店の野菜売り。
いよいよ、7日間のキューバをあとにする日がやってきた。
美味しい食事には、運悪くありつけなかったが、
とにかく、楽しかったキューバ。
決して華美なところはなく、どちらかというと貧しい印象さえ持ってしまう
ハバナの街並みですら、居心地が良かった。
国全体が、済んだ空に包まれて、清々しい風が吹き、
人々は穏やかな表情の中に、力強さを持っていた。
しかも、キューバの女性、みんな胸が大きい!
キューバの男性もみんな胸筋が大きい!
内面も外面もかっこいいではないか!
この後、旅はトロントより、ナイアガラフォールズ&アメリカへ。
世界三大瀑布の1つをずぼらにも、部屋から眺め、アメリカへ1時間だけ上陸して、アウトレットでブランドショッピング。
この先も、
陸路でのアメリカ入国で少しトラブったり、
美味しい食事にありつけなかったりはしたものの、
そんなこんなで9日間の旅行を締めくくった。
そちらの日記は又この次に。
そういえば、旅行中、1度も怒らなかったぞ。
キューバは本当にいい国だった。
<終>
写真:スーパー、空港、どこへ行っても品数は少ないが、さすがに、お酒だけはどこも充実。といっても、キューバの特産ラム酒がメイン。