マッターホルンで会心の絶景に出合えた後、グリンデルワルトに向かったまでは良かったんです。 そうグリンデルワルド到着までは・・・・
何が良かったってそう天気です・・・ 聳え立つアイガーのバックに掛かる雲に一抹の不安を抱えつつも あしたも天気が良いことを祈っていましたが・・・
アルプス旅日記後編ユングフラウ編です。
ツェルマット⇒フィスプ⇒シュピーツ⇒インターラーケント⇒グリンデルワルドとスイス国内を駆け巡りグリンデルワルトへ到着!
夕焼けに染まったベルナーオーバーランドの山々が出迎えてくれます。
前方には【シュレックホルン】、右手には絶壁の代名詞 【アイガー北壁】 隣には【メンヒ】 なんとも贅沢な光景です。
明日はユングフラウ鉄道に乗ってヨーロッパで一番高所にある鉄道駅【ユングフラウヨッホ】を目指します!
写真左:グリンデルワルト駅
写真中:グリンデルワルトの街並み
写真右:アイガーをバックに
昨日のマッターホルンで完全に運を使い果たしたようで、朝起きてみたら見事なまでにどんより曇り・・・ アイガービューの部屋に泊まっていたのに 部屋からこれっぽっちもアイガーが見え無くなっているじゃありませんか。
自分が雨男だったということを改めて思い知らされた瞬間です。まあ雨じゃなくて雪が舞っていたんですけどね・・・
だがそんなことにめげている暇も無く 目指すは標高3571メートル ユングフラウヨッホ駅の【スフィンクステラス(展望台)】です。
3500メートルも登ってしまえば 一気に雲の上に突き出るに違いない!
かすかな望みをもっていざ出陣!まずはユングフラウ鉄道の乗車駅 【クライネシャイデック】
写真左:まずはクライネシャイデックを目指します
写真中&右・・・かすかにアイガーが見えます
ガイドブック、パンフレット、どの資料を見てもこの駅は背後にアイガー、メンヒが聳え、緑の絨毯には美しい花が咲いている・・・ そんな絵ばかり目にしてきたのに、此処は・・・・ 季節が違うとイメージぜんぜん違いますね。 普通にスキー場に電車止まってます!って感じです。
写真左:噛んでしまいそうですが 「クライネシャイデック駅」です
写真中:うっすらアイガーが見えます
写真右:ユングフラウ鉄道
ユングフラウ鉄道はたかが50分で一気に標高3500mオーバーまで登ってくれちゃうものですから、ユングフラウヨッホ駅に到着したときに、「あれ?」なんかフラフラする・・酒も飲んでないのに??
そうです軽めでしたが高山病です。 高山病=頭痛&呼吸困難と思ってたのですが
酸素がうすいところだと色んな症状が出るものですね。私の場合完全に酔っ払った感覚でしたので、お年寄りのようにゆっくりゆっくり歩いてこれ以上酷くならないように動いてました。。
写真左:ついに到着 ヨーロッパ最高所にある鉄道駅
写真中:駅はトンネルの中
写真右:駅舎内の温度計外気温―19℃です
ユングフラウヨッホ駅から直結の展望台が「スフィンクステラス」 ですがよくもまあこんな断崖絶壁のとこにこれだけの施設を作ったもんだと敬服させられます。そもそもユングフラウ鉄道だって、アルプスの山をぶち抜いてこんな3500メートルもあるところまで電車走らせること自体凄いのに、更に展望台ですからね。
スイス人の知恵と努力に脱帽ですね。
写真左:レストランも完備 カレーが何気に美味しい♪
写真中:本物の氷河がそのまま見える 氷の宮殿
写真右:郵便ポストがあるのではがきが出せます・・・あれ?どこかで見たような
スフィンクス展望台の中は暖房きいてて快適♪ 外が―19℃の猛吹雪であることを忘れさせてくれましたが。 外に出て思い知らされました。ここは標高3500メートルの山の上だったと・・・
猛烈な風と吹雪と寒さ・・・ アレッチ氷河は?ユングフラウは? どこなの~??って・・・叫ぶことすらままならないくらい 寒い・・外にいられるのは1~2分が限界という感じで、景色を見るどころでは無かったです。
ユングフラウ観光の場合、このスフィンクステラスに到着した時点でなんかミョーな達成感があって、肝心なユングフラウのてっぺんを一瞬たりとも拝むことが出来なかったのですが、なんか納得させられちゃいました。
写真左: 寒さと悪天候がいまいち伝わらない写真
写真中:飛ばされそうな暴風雪ですが背後はユングフラウです
写真右:一番雲が晴れた一瞬ですが・・もはやこれまで
今回スイスで狙った名峰のうちはっきりと拝めたのは、マッターホルンとアイガー。
ユングフラウではお約束の猛吹雪に見舞われましたがそれもまた良し!
高山病にもならずこうやって最後は記念写真をパチリ撮れただけでよしとせねば。
スイスは夏の旅行がポピュラーですが今回改めて感じたのは美しい山々を見たいなら冬のほうが確立が高く綺麗であるということ。雪山の美しさに本当に感動しっぱなしでした。
春夏秋冬スイスには四季折々の魅力があります。スイスへのご旅行の際にはお気軽にSTWのスタッフへご相談ください。
お時間のある方は晴天のマッターホルン編もご覧下さい
http://stworld.jp/earth_info/CH/diary/4bb5d382926d57.42673410/