パタゴニアで氷河トレッキング! | アルゼンチンの旅行記

支店
渋谷
福岡

パタゴニアで氷河トレッキング!

エリア
エルカラファテ
/アルゼンチン
テーマ
自然
時期
2013/3/9~2013/3/17
投稿日
2013/5/6
更新日
2020/3/28
投稿者
佐賀宏子

世界の果てパタゴニアまで行ってきました!
 
パタゴニアとは南米アルゼンチンとチリにまたがる、南緯40度以南の地方の名前です。
日本からはアメリカ乗り継ぎでアルゼンチンの首都ブエノスアイレスまで約25~28時間。ブエノスアイレスから更に国内線で3時間ほどかけて、アルゼンチン・パタゴニア観光の拠点カラファテに辿り着きます。
ブエノスアイレスへは日本夜発のエミレーツ航空やカタール航空で、西回りの行程も可能です。
何を隠そう、4回目となるパタゴニア訪問…。
今回どうしてもチャレンジしたかったのが、「氷河トレッキング」!!

  • ロスグラシアレス国立公園観光の拠点・カラファテ

    日本からの長ーい旅の末、辿り着いたカラファテの町。


    世界遺産ロスグラシアレス国立公園への種類豊富な日帰りツアーの観光拠点として、にぎわっています。

    到着後、ツアーバスと英語のガイドさんが迎えてくれました。
    車内で他のお客様とともに、翌日から参加するそれぞれのツアーのブリーフィングを受け、滞在ホテルへ。

    ホテルはロッジタイプが多く、なんとも雰囲気のあるアットホームなロッジが多くあります。

    写真
    左:送迎バス
    中:スタンダードクラスホテル客室
    右:スタンダードクラスホテル客室

  • カラファテの町歩き

    カラファテの町は、ヨーロッパやカナダにもあるような小さなかわいらしい町。
    1本のメインストリート、リベルタドール・ジェネラル・サンマルティン通りを歩けば大体の町の様子がわかります。

    大通りの両脇には、レストラン、カフェ、アイスクリームショップ、アウトドアショップやお土産屋から、銀行、郵便局、スーパーなどが並びます。小さな町になぜかカジノもあります。

    写真
    左:カラファテの町
    中:チョコレート屋さん
    右:カントリー風のレストラン

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    写真
    左:パタゴニア地方のお土産で人気のあるチョコレート。
    中:「1度この実を食べたら、またパタゴニアに戻ってくる」といういわれのあるカラファテのアイスクリーム。
    右:ローズヒップのジャムなどもあり

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    写真
    左:アルゼンチン文化にかかせないマテ茶の茶器と水筒。可愛いデザインの茶器を発見!
    中:左と同じお店にて。小物のセンスもGOOD。
    右:革製品のお店にて。こちらもマテ茶器と、マテを飲むストロー“ボンビージャ”

    ちなみに3月(夏の終わり)とはいえ、カラファテの町では2枚の重ね着にウィンドブレーカーの装備で、風が少し冷たくちょうどよいぐらいの気候。

  • ロスグラシアレス国立公園へ!

    翌朝、いざ、目的のロスグラシアレス国立公園観光へ。


    いろんな国のお客様が参加する終日ツアーに参加。バスが各ホテルをまわって迎えにきます。

    3月でもツアーは満員!今回参加した「氷河ミニトレッキングツアー」は、それなりの体力が必要な本格的な「氷河ビッグアイス」ツアーよりも気軽に参加ができ、人気のようです。

    カラファテの町をでてバスで約1時間。国立公園に敷地に入る際に、レンジャーに入場料を支払います。
    丘に沿ってバスで行くと、前方にペリトモレノ氷河が見えてきました!

    まずはモレノ港で下車。ミニクルーズの船に乗り込みます。

    さすがに氷河に近づくと、外は冷凍庫にいるみたいに寒~い!
    クルーズのデッキで景色や写真撮影を楽しみたい場合は、ウィンドブレーカーの下に保温するセーターや、ネックウォーマー、毛糸の帽子、手袋が合った方がおすすめ。

    写真
    左:国立公園入場券
    中:車窓からペリトモレノ氷河
    右:桟橋から船へ

  • ペリトモレノ氷河ミニクルーズ

    リコ水道から入って、ペリトモレノ氷河の左岸へ近づくこのクルーズは、約40分のミニクルーズ観光としても人気があります。エス・ティー・ワールドのロスグラシアレス国立公園ツアーの基本プランでは、ミニクルーズ観光とじっくり展望台からの観光になっています。


    今回のミニトレッキングでは、氷河に近づきつつ西岸に上陸。クルーズ観光としても十分な内容でした。

    写真
    左・中・右:ミニクルーズ

  • いざ、トレッキングへ。

    一緒に上陸したのはツアーの40名ぐらいだったでしょうか。


    そこから、スペイン語と英語のグループに分かれます。今回英語グループは比較的少ない人数で、経験豊富なガイドさんが先導・氷河や国立公園に関するお話をしてくれました。

    山小屋で、小休止。トレッキングに必要のないランチなどは、ここに置いていっても大丈夫。

    その後、砂利道を歩いて氷河に近づきます。通常の展望台観光では、見られない近さに感動!

  • 氷河を踏む~~

    氷河の始まる手前の小屋で、クランポンを装着!ゆるいといけないので、これもツアーのスタッフが1人ずつに履かせてくれます。


    砂利の上では、歩きにくい…

    そして、人生初体験!氷河を踏む~~!

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    安全なルートを通らないと、氷河の裂け目に足を取られてしまったり危ないので、ガイドさんの指示するルートを一列になって、ざくざくと進んでいきます。皆、氷河の感触に最初は戸惑いつつも童心に帰って喜びの声。

    写真
    左:氷河を登る
    中:神秘的な青色を湛える氷河
    右:アルヘンティーノ湖

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    写真
    左:ところどころ、クレバスや深い縦穴があり、水が流れ落ちる。どこまで深いのか・・・
    中:水が解けて凍ったよう。幻想的。
    右:固い氷が開けるところでは、写真ストップもOK

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    氷河の上、ツアーの最後でスタッフが氷河のオンザロックを振舞ってくれました!


    氷河から降り、パタゴニア固有の南極ブナの林を抜け山小屋へ戻ります。

    スタートから正味2時間、待ちに待ったランチタイム。青の氷河を眺めつつ、贅沢なランチです。

  • 展望台観光も

    最後に嬉しいおまけで、展望台へ立ち寄ります。約40分の滞在で、木でできたトレイルを氷河に向かって歩いていくこともできます。


    氷河の崩落をじーっと待って写真を撮りたい方は、エス・ティー・ワールドの通常ツアーがおすすめですが、ミニトレッキングの達成感の後に眺める氷河も格別。

    もっと長くいたい気持ちをおさえつつ、ペリトモレノ氷河に別れを告げました。

    写真
    左:展望台から
    中:3月でもまだノトロの花が咲いていました。鮮やかな赤と水色のコントラスト。
    右:カフェテリア

  • コルデーロのアサード

    日本からはるばるパタゴニアまで、氷河トレッキングをしに旅をしてきましたが、天気にも恵まれて想像以上の感動の体験でした。


    余韻にひたりつつ、パタゴニアに来たらこれだけははずせない、コルデーロ(羊)のアサードに舌鼓。羊が苦手な人でも驚くほどに臭みがなく、パリッとしたアサードはアルゼンチンワインとの相性も抜群。

    ボリュームたっぷりですが、ゆっくりと時間をかけながら、ワインと共に極上の時間を味わってはいかが。

    今回はこれで終了のカラファテ訪問。


    ☆数年前に国立公園までの道路が整備されたため、オフシーズンといわれる冬季(4月~9月)にも展望台観光&ミニクルーズの弊社通常ツアーは通年ご案内が可能となりました。
    イグアスの滝やブエノスアイレスなどと周遊で、2日間程度カラファテを訪れる方には休暇の予定に合わせて冬季の訪問も問題ありません!

    10月~3月は夏季のみ催行されるツアーが豊富にありますので、カラファテに3泊~4泊と滞在しながら、ペリトモレノ氷河だけではないロスグラシアレス国立公園のダイナミックな氷河観光やトレッキングをぜひ、お楽しみ下さい。