荒々しい自然に壮大な修道院がたたずむ場所 | アルメニアの旅行記

支店
渋谷
福岡

荒々しい自然に壮大な修道院がたたずむ場所

エリア
エレヴァン
/アルメニア
テーマ
現地情報
時期
2019/10/28~2019/11/08
投稿日
2019/12/4
更新日
2020/4/3
投稿者
荒野 千春

コーカサス3か国での最終地がアルメニア!

アルメニアは紀元前9世紀のウラルトゥ王国まで遡る古い歴史をもつ国であり、世界で最初にキリスト教を国教とした国。
古い歴史がたくさん残り、独自の文化を色濃く残していて美しい修道院がある国です。
アゼルバイジャンとのナゴルノ・カラバフ戦争で停戦になり、観光もようやくしやすくなったのです!
ただ戦争の影響でコーカサス周遊の際は、アゼルバイジャン→ジョージア→アルメニアの順に渡航しないと3か国周遊出来ないのでいけないので要注意してください!

  • ズヴァルトノツ空港

    • 空港からアララト山が見えた!

    • さすが!ブランデーの国!

    • ARARATのブランデーなどお土産に購入できます

    • こじんまりした機内

    エレヴァンのズヴァルトノツ空港は町の西約12kmに位置しています。

    空港は大変小さくこじんまりしていますがきれいです。

    空港の出国審査後は、免税店があります。

    ここではアルメニアのお酒の種類は豊富にありますが、そのほかのお土産は少し少なめでした。レストランも少なかったです。
     
    個人で市内までの行き方は・・・バスとタクシーの2パターンあります。
    空港にはAero Taxiという公認タクシーもあるようですが、空港に確実にいるかはその時々のようです。

  • エレヴァンを歩こう

    • アララト・ブランデー工場

    • 若者の憩いの広場

    • お洒落なカフェの前に観光用の自転車

    • カスカードを遠くから!

    アルメニアの首都はエレヴァン。


    エレヴァンは、トルコとの国境近くにありアララト山を望むことができる歴史が古い町です。

    エレヴァンの現在の街並みはソ連に編入後再建があったため、ヨーロッパ風の建物で古い建物はあまり残っておらず都会的な新しい感じがします。


    おすすめ
    オプショナル
    ツアー
    【半日】【Barefoot】初めてアルメニアを訪れる方にもお勧め!エレヴァンの主要観光スポット巡り
  • カスカードを上ってみよう♪

    • カスカード

    • なぞのモニュメントがいっぱい

    • 素敵な街並みが拝めます

    • エレベーターにはたくさんの芸術的なオブジェが楽しめます

    エレヴァンでは、まずは『カスカード』へ行ってみましょう♪


    勝利公園のある高台と中央部を結ぶ高度差118mの大階段があります。

    健脚自慢ならぜひ頂上まで572段登ってください!!!

    私のように階段は無理!楽をしたい人はご安心ください!

    地下にエスカレーターがあり7つのエスカレーターを乗り継いで展望台へ行けます。

    エスカレーターの道中、様々な楽しいオブジェもあるのでそちらも必見です!

    展望台からはエレヴァンも町一望できて、運がよければアララト山も見えるようです。

  • オペラ座&自由広場&共和国広場

    • 自由広場

    • 町のいたるところに水飲み場があります

    • オペラ座

    • 共和国広場への北大通

    エレヴァン中心は、計画的に作られた通りが円の中に碁盤の目状になっているようで街歩きが分かりやすいです。


    町の中心は共和国広場周辺で、広場を取り囲む建築はバラ色の凝灰岩を用いてあり美しいです。

    またお土産かカフェも多くぶらぶら散策していてもとても楽しい場所です。

    カスカード前のオペラ座周辺の自由広場でも地元の憩いの場所になっていてのんびりとできるお勧め場所です!

  • ヴェルニサージュで掘り出し物のお土産探し!

    • かわいいアルメニアの布製品

    • ザクロの形をした陶器

    • アルメニア風の陶器

    • 広くて楽しい市場です

    エレヴァンの週末民芸品マーケット『ヴェルニサージュ』では蚤の市であり、様々なアルメニアのお土産が購入できます。


    そのためエレヴァンは週末にかかるようにご旅行を計画なさることをお勧めします♪

  • ランチはアルメニア風お粥HARISA

    • お洒落な店内

    • 美味しい葉料理の前菜

    • 自家製パン

    • これがハリサ!

    旅をしていると、たまには軽い食事がしたくなりますよね!


    そんな中、アルメニアにはアルメニア風こってりお粥の『ハリサHARISA』があります。

    今回私は地元っ子人気の共和国広場近くのレストラン『THE ODL HOUSE』で美味しいランチを堪能しました!

    HARISAは挽き割り小麦に鶏肉を混ぜたものにバターを落として、アツアツのバターを溶かしながら混ぜて食べる食べ物です!

    味や食感は濃いお粥み!!!
    結構カロリーがあるようですが、パンと一緒に食すのがアルメニアスタイル!

    アルメニア料理で私が一番お気に入りがハリサで、ハリサを食べるためにまたアルメニアに訪れたいくらい絶品でお勧めですよ!

    ハリサはバターが入っているので、アルメニアの寒い冬にはもってこいのお食事ですね!

  • ※郊外観光※ゲガルド修道院

    • 鍾乳洞

    • 入口

    • 中央聖堂

    • 思いを馳せる橋

    エレヴァン郊外にはたくさんの観光場所があります。


    エレヴァンの南東約30KMのアザート川峡谷沿いには世界遺産のゲガルド修道院があります。

    ゲガルト修道院は13世紀に作られた古い歴史があり、キリストの脇腹を突いた聖槍の一部がここで発見されたと云われています。

    あちこちに洞窟がありアイリヴァンク(洞窟修道院)と呼ばれ、かつて修道士たちが禁欲的な生活をおくっていたようです。

    ここでの見どころは中央聖堂の天井や鍾乳石の装飾が素晴らしいことです。
    是非とも暗い厳かで神々しい空間の洞窟内を、目を凝らしてみてみてください!

    ゲガルド修道院は建物自体も美しいのですが、山の中の空気感がエネルギーを与えてくれる感じがします。

    おすすめ
    オプショナル
    ツアー
    【半日】世界遺産「ゲガルド修道院とアザト川上流域」観光
  • ※郊外観光※ガルニ神殿

    • 遠くからガルニ神殿

    • ギリシャ風なつくり

    • すごい絶景のアゼット谷

    • ガルニ神殿内

    ゲガルド修道院近くには、ガニル神殿があります。


    現在アルメニアに残る唯一のヘレニズム建築であり、三角の高台に建っています。

    ガルニ神殿が建てられた頃のアルメニアはギルシャやローマの大きな影響を受けた時のようで造りもギリシャに似ています。

    また当時の浴場跡がプレハブ小屋に保管されていて、当時の浴場のモザイク画が残っていて、ここも必見です。

    ガルニ神殿からは『ストンシンフォニー』という世界自然遺産に登録された絶景のアゼット谷が見ることができます。

  • 路面店でお買い物

    • 自家製はちみつやジャムや飴

    • とっても大きなガダ

    • かわいい雑貨も販売してます

    • 笑顔が素敵なお店の方

    ガルニ神殿入口付近には路面店が連なっています。


    ここでお勧めは自家製ワインや蜂蜜や果物の瓶詰やチュルチヘラという甘さ控えめのういろうのようなものと『ガダ』という人の顔より大きなパイでアルメニア郷土菓子!

    ガダは切り売りもしてくれて、出来立てを試食させていただくとなんとも素朴な甘さと懐かしい味で日本人なら大好きなお味♪

    パン類が苦手な私ですら出来立てのガダは『美味しい!!!お土産に買いたい』と思うようなパイですので、皆様に是非アルメニアでお試しいただきたいです!

  • 伝統工芸品と料理を作ってみよう

    • かわいいアルメニア伝統衣装をきた人形

    • アルメニア絨毯を作ることができます

    • チュルチヘラを作ってみよう

    • 大きなラバッシュは食べやすい

    ガルニ神殿近くには民家レストランがあります。


    そこでは様々なアルメニアの伝統工芸品の販売と体験などできます。
    私はアルメニアのチュルチヘラを作る体験をしました。

    時間をかけてゆっくりとかき混ぜて作るアルメニアのお菓子は、手間がかかっているなと思いました!

    また焼き立てのラヴァッシュ(薄焼きパン)も販売していて、楽しい作り方も見せてくれます! 

    是非是非ガルニ神殿観光後のひと休みに、ちょっと民家レストランへ立ち寄ってみませんか?

  • ※郊外観光※エチミアジン

    • 入口の門構えも色々な物語を語っています

    • 改修中の大聖堂

    • 十字架

    • 素敵な結婚式の写真撮影もしてました

    エレヴァンの西約20kmのところに、アルメニア聖徒教会の総本山といわれるエチミアジンがあります。


    町が創設された117年当時はヴァガルシャパトと呼ばれ、アルメニアの首都であった場所です。

    4世紀創設という長い歴史をもつエチミアジン大聖堂は世界遺産。
    現在は改修中ですが、たくさんの観光客以外にも大聖堂前の広場には地元の方がのんびりと散歩をしていました。

    大聖堂の見どころは宝物庫であり、キリストの脇腹を刺したといわれるローマ兵の槍先やノアの方舟の破片などが展示されています。

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    【半日】世界遺産「エチミアジンの大聖堂と教会群ならびにズヴァルトノツの考古遺跡」観光
  • ※郊外観光※リピシメ教会

    • 聖リプシメ教会

    • 教会内では挙式していました

    • 中は結構明るいです。

    • 墓には正統派の美人として描かれていますね

    殉教したリプシメさんという女性を祀る教会です。


    言い伝えによると大層美人のキリスト教徒だったリプシメは、ローマ皇帝やアルメニア王の求婚を拒み、殺されてしまった。
    その後アルメニア王は病気となり、幽閉していたキリスト教徒のグレゴリウスを釈放すれば病が癒えるというお告げに従ったところ病気が治ったので国王もキリスト教に帰依したと言われています。

    調和がとれた建築で、初期のアルメニア建築の手本になった教会といわれています。

    リプシメの墓室は、祭壇に向かって左側の階段から行けます。

  • ※郊外観光※スヴァルトノツ大聖堂

    643年から 652年にかけて建てられた教会の遺跡がスヴァルトノツ大聖堂。


    残念ながら10世紀の大地震で崩れてしまいましたが、現在はギリシャ神殿のような円柱が残っています。

    隣接した博物館にある教会のモデルでは高さ45mにもなる3階建ての壮大な円形教会だったようです。

    敷地内には教会のほかに宮殿、浴場、ワイン所蔵庫跡などが発見されています。

  • ※郊外観光※セヴァン湖

    • 美しいサンセット

    • 高台の修道院跡

    • 高台からの景色

    今回私がアルメニアで一番感動した場所が『セヴァン湖』

    エレヴァンの東約60kmの場所にあるコーカサス地方最大の湖。
    湖の美しさから「アルメニアの真珠」と呼ばれているようで、お勧めはサンセットの時間です!!

    湖に突き出た半島の高台には9世紀の修道院跡があります。
    高台から夕日とともにきれいな湖を見ると心が洗われます。

    半島の湖岸に沿ってビーチが広がり、夏場は家族連れのアルメニアの人たちが楽しそうにしているようです!

    是非、アルメニアを訪れるならば、セヴァン湖へ!!!

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    オプショナル
    ツアー
    【半日】美しさに感動!セヴァン湖サンセット鑑賞ツアー